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ビタミンEの役割

脂溶性で水に溶けず、細胞や組織に悪影響を与える活性酸素から細胞膜を守り、脂質に含まれる脂肪酸が酸化して過酸化脂肪酸とならないように働きます。

ビタミンEには、4種類のトコフェロール(α-、β-、γ-、δ-)の4種類のトコトリエノール(α-、β-、γ-、δ-)の合計8種類が存在します。その中でも、α-トコフェノールの生理活性が最も強く、生体内のトコフェノールの約90%を占めています。

食物から摂取したビタミンEは、小腸粘膜上皮細胞に吸収されたあと、キロミクロン粒子に取り込まれて肝臓に運ばれます。肝臓ではトコフェノール結合タンパク質と結合し、超低密度タンパク質(VLDL)に組み込まれて抹消組織へ運ばれます。

ビタミンEは近年、ガンを防ぎ、老化を抑制するビタミンとして注目されています。

血行を良くして更年期障害や冷え性の改善にも働きます。ビタミンEの抗酸化作用はビタミンCと一緒にとると高まります。

※抗酸化作用・・・酸化は物がさびたり、腐ったりすることをいいます。喫煙やストレス、紫外線、添加物が入った食品は活性酸素を発生させやすく、この活性酸素が体を酸化させる作用があります。そして、動脈硬化や生活習慣病を引き起こす原因となります。この活性酸素を抑えることを抗酸化作用といいます。


ビタミンEの摂取量

<1日あたりの目安量>
男性女性
18~29歳7.0mg6.5mg
30~49歳7.0mg6.5mg
50~69歳7.0mg6.5mg
70歳以上7.0mg6.5mg
(日本人の食事摂取基準2010年版より抜粋)


ビタミンEが不足すると

シミ、肩こり、自律神経失調症、疲労感などが起こりやすくなります。


ビタミンEを多く含む食べ物

植物油、アーモンド、落花生、鶏卵、うなぎなどに多く含まれています。

<ビタミンEを多く含む食べ物> 100gあたりの含有量
※トコフェノールαの含有値  
小麦はいが 4.1mg アーモンド 31.0mg
じねんじょ 4.1mg ブラジルナッツ 4.1mg
ヘーゼルナッツ 17.8mg らっかせい(乾) 10.1mg
ピーナッツバター 4.8mg かぶの葉(ゆで) 3.3mg
西洋かぼちゃ(ゆで) 4.7mg 菊の花びら(ゆで) 4.1mg
シソの葉 3.9mg ダイコンの葉(ゆで) 4.9mg
とうがらし 7.7mg にらの葉(ゆで) 3.1mg
バジル 3.5mg パセリ 3.3mg
赤ピーマン 4.3mg もろへいや(生) 6.5mg
よもぎの葉 3.2mg ピクルス 5.5mg
焼きのり 4.3mg アユの養殖(焼き) 8.2mg
あんこうのきも 13.8mg うなぎ(蒲焼) 4.9mg
いくら 9.1mg にじますの養殖(焼き) 6.3mg
まだいの養殖(焼き) 4.5mg からしめんたいこ 6.5mg
かずのこ(生) 5.1mg からすみ 9.7mg
あまえび 3.4mg 生うに 3.6mg
オリーブオイル 7.4mg とうもろこし油 17.1mg
なたね油 15.2mg ポップコーン 3.0mg
(「日本食品標準成分表2010」より抜粋)