HOME ⇒ 栄養素について ⇒ 肝臓の役割

肝臓について

肝臓は、横隔膜の真下にあり、臓器の中では1番大きい臓器である。成人の肝臓の重さは、約1~1.5kgである。左側の大きな左葉と6分の1ほどの右葉に分けられる。肝臓には全身の血液の約4分の1の血液が流れ込みます。



肝臓のはたらき

肝臓は、色々なはたらきをしてくれる臓器であり、非常に重要な役割を果たしてくれています。

★ 肝臓の解毒作用 ★
食事で摂取するものは、体にとって必要となる栄養分だけではありません。食品添加物やアルコールなどの有害となる物質も吸収されます。そのとき肝臓は有害な物質を無毒化して、胆汁や尿と共に体外に排泄するはたらきをします。
お酒を飲むと摂取したアルコールがアセトアルデヒドという毒性の強い物質に分解され、次に、毒性の少ない酢酸に分解され体内でエネルギーとして活用されます。二日酔いの症状がでるのは、アルコールの量が肝臓の分解能力を越えてしまっているためです。

★ 肝臓の貯蔵機能 ★
肝臓には、エネルギーを蓄える機能があり、脂肪やグリコーゲンを貯蔵します。食事で摂取した脂質は、小腸で脂肪酸に分解され肝臓に送られます。過度に脂質を摂取すると、肝臓に脂肪がたまり、脂肪肝になるので、脂質の取り過ぎと過度のアルコール摂取には注意が必要です。
グリコーゲンはグルコース(ブドウ糖)が結合してできたもので、血液中のグルコース(ブドウ糖)濃度が低下してくると、グルカゴンというホルモンが肝臓から分泌され、グルコーゲンをグルコース(ブドウ糖)に変えて血液中に放出して、血糖値を正常に保つはたらきをします。

★ 肝臓の代謝機能 ★
食事で摂取した糖質・タンパク質・脂質は、肝臓でグルコース(ブドウ糖)、タンパク質(アミノ酸から合成)、中性脂肪等に作り変えられます。

★ 肝臓の胆汁産生 ★
肝臓は、1日に約500mlの胆汁をつくります。胆汁は脂肪を乳化(水になじむ小さな粒にする)します。脂肪は膵臓(すいぞう)から出される膵液のリパーゼという分解酵素によって分解されます。